【発掘調査】駿府城の天守台は大きさ日本一!巨大な天守台の迫力を体感できる現場見学会を開催
- 2018年03月05日
●発掘情報館きゃっしる〔別館〕(HPはこちら )掲載内容転載 以下同文
●平成30年度の体験発掘のお知らせはこちら
※今年が発掘を体験できる最後のチャンスですので、この機会をお見逃しなく!
平成30年2月24日(土)、平成29年度調査の報告を行う現場見学会を開催し、市内外から
1500人以上の方にご来場いただきました。
見学会開催直前に、新聞やTVで大きく報道されたためご存知の方も多いと思いますが、
2月までに天守台は西辺約68m×北辺約61mであることが確認でき、他城と
比較しても大きさ(広さ)が日本一であることが分かりました!調査開始時点から
絵図の記録から大きさを推定し発掘を進めていたのですが、西辺・北辺の長さは記録とほぼ
一致していました。現在は取り壊されてしまった天守台上部の高さ(堀の水際から19m)の
記録についても信ぴょう性が高いといえます。
今年度の掘削作業は2月末で終了し、写真や図面などの記録を取る作業や、次の調査に
向けた準備を開始します。そして平成30年度調査の開始は5月の連休明けを予定しており、
公園内にある徳川家康公像の背後まで範囲を広げ、天守台東辺や入り口があったとされる
部分を発掘調査します。